セックスレスで離婚するかも！？ 第2話　セックスレスが原因で夫と喧嘩！？

第2話
セックスレスが原因で夫と喧嘩！？友人はセックスレスを改善・解消できたと言うが…。

夫婦にとって、夜の営みは重要だ。
セックスすることによって、夫婦はお互いの愛を確認できると思う。

 

 

だが、なぜだろう？
なぜ私たち夫婦はセックスレスになったのだろう。

 

 

一度しっかりと考えてみよう。
もしかしたら、私にも非があるかもしれない。

 

 

夫と直近にセックスをしたのは、もう5年も前だ。
ちょうど、私が妊娠した時にセックスしたのが最後だ。

 

 

出産後、たまに夫が求めてきた時はあった。
だが、その時は私が夫を拒否していた。

 

 

産後は息子の世話でそれどころではなかった。
生まれたばかりの長男の世話で、24時間寝る間もなく育児に追われていた。

 

 

男としての本能は理解できる。
だが、本能的に求めてくる夫がイヤで仕方なかった。

 

 

あの時、私が応じていれば今も営みはあっただろう。
だが、あの時の私に夫の要求に応じる余裕など無かった。

 

 

かと言って、夫に優しい言葉を返すこともできていなかった。
ある時は、しつこく誘ってくる夫に、何と言ったか忘れたが少しキツイ言葉を夫にかけたか記憶がある。

 

 

何と言ったかは覚えてない。
特に喧嘩などにはならなかった。

 

 

ただ、夫が私を求めてきたのは、それが最後だった。

 

 

翌日以降、夫は仕事も家事もキチンとしてくれていた。
私たち夫婦にとって、大きな問題にはなってないはずだ。

 

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息子が4歳になった頃だった。
その頃、私も育児が落ち着いてきた。

 

 

ちょうどその頃、夫が急に筋トレにハマり出した。
会社の同僚に誘われて、夫はジムに通うようになった。

 

 

平日の仕事後に、週3回はジムに通っていた。
普段の食事は、肉や魚などたんぱく質中心となった。

 

 

夫のジム通いは、確実に成果を上げていった。
半年も経たないうちに、腕や胸の筋肉がついてきた。

 

 

服を着ても、胸板が大きくなったのが分かる。
風呂上りの裸を見た時、立派な大胸筋や腹筋が出来ていた。

 

 

そんな夫を見て、久しぶりに夫を男性として意識するようになった。

 

 

以前、夫から求めて来た時は私が拒否していた。
そのため、私から誘えば積極的に応じると思っていた。

 

 

だが、今度は夫が拒否するようになっていた。

 

 

何度夫婦の営みを誘っても、夫は応じてくれない。
毎回『疲れた』を繰り返すのみ。

 

 

私はまだ30代だ。
お酒を飲んだりした日などはしたくなる。
それに、そろそろ2人目も欲しくなってきた。

 

 

だが、夫は一切応じてくれない。

 

 

私、このまま干からびていくのかな？
このまま夜の営みが無いまま、年だけ取っていくのかな？

 

 

悩みに悩んだ私は、親友のCちゃんに相談することにした。
ある日の仕事帰り、夫に息子を任せて久々に親友Cちゃんと会った。

 

 

Cちゃんと会ってよかった。

 

 

Cちゃんは、旦那さんとセックスレスを解消できた。
つまり、セックスレスは解消できるのだ！

 

 

セックスレスを解消する方法などはあまり分からなかった。
それでも、Cちゃんの話を聞いて希望が持てた。

 

 

Cちゃんが、セックスレスを解消するまで、夫にどう接していたのかを学んだ。

 

 

お互い、仕事、家事、育児はきちんとこなす。
セックスレスが不満でも、決して感情的にならない。

 

 

Cちゃんは、セックスレスであることを夫に問い詰めなかった。
つまり、いつでも夫を受け入れる状態でいたのだ。

 

 

よし、今日も帰って夜ご飯を作ろっと♪

 

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家に帰ると、夫は珍しく早く帰宅していた。
夫は私を見るなり夕食を要求した。

 

 

 

今日は夫が『遅くなるかも』と言っていたので、まだ夫の夕食は作ってない。
これから作ったら夜8時を超えるだろう。

 

 

夫は、ずっと私の帰宅を待っていたのだ。
お腹が空いて機嫌が悪そうだった。
イライラしているのが目に見えて分かる。

 

 

帰りが遅い時はごまかすのに、早く帰ったら早く食べたいと文句を言う。

 

 

私もイライラが高まってきた。
けど、感情を出さない様にしなければ。

 

 

だが、夫と喧嘩するのはよくない。
Cちゃんが言ってたが、決して感情的にならずに接することが重要だ。
そうやって、Cちゃんは夫とセックスレスが解消できたのだ。

 

 

ただ、夫は私の気など気にしていない様だった。

 

 

 

この時、私の中で何かが壊れた。
思わずトイレに駆け込んだ。

 

 

トイレに入った瞬間、
涙があふれてきた。

 

 

私は、家事も育児も仕事も頑張っている。
夫とのセックスレスに悩んでいるけど、決して夫を責めない様にしている。

 

 

けど、夫のあの言い方はなんなの！
私を、まるで家政婦の様に扱っている！

 

 

私はこんなに悩んでいるのに、
夫は全然分かってくれてない。

 

 

私の事は、もう女性として見てないの！？
もう家政婦としてしか見てないの！？
家政婦として見てるから、セックスレスなの！？

 

 

真っ暗なトイレの中で、唇を噛み締めた。
思いっきり唇を噛んで、自分に問い続けた。

 

 

こんな惨めな扱い、もうイヤだ。

 

 

このままでいいのか？
離婚した方がいいのでは？

 

 

だが、泣いていても始まらない。
弱い姿など見せたくない。
泣き虫なんて思われたくない。

 

 

弱みだけは見せませんから。
私は、トイレを流して、台所に戻っていった。

 

 

 

 

夫はまだ気付いていない。

 

私の気持ちが崩れかけていることに…。

 

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