【STEP1】
離婚すべきか悩んだら『お金・子ども・心の声』を考えてみよう!
私の名前はカコ。
東京在住の専業主婦。
8年前に結婚し、子どもが2人いる。
夫は、都内の会社に勤めるサラリーマン。
子どもができると同時にマンションを購入。
どこにでもいる、平凡な4人家族だ。
だが、今の私は幸せとは程遠い。
私の頭の中は、
離婚することでいっぱいなのだ!
結婚が決まった時は幸せの絶頂だった。
愛する人と、ずっと一緒に暮らしていくんだ。
協力し合って幸せな家庭を築いていこう。
世界で一番幸せな家庭を作ろう。
幸せな未来しか想像できなかった。
この幸せは永遠に続くと思っていた。
だが、現実は違った。
子どもを産んでから、夫の帰宅が遅くなった。
仕事らしいが、週末は決まって終電帰り。
なんとなく不倫の可能性も感じられる。
夫は家事や育児への協力は皆無だった。
土日は家でスマホばかり触っている。
私が家事の協力をお願いしても、ほとんど無駄に終わる。
夫への不満は、少しずつ溜まっていっていた。
そして、ある時期から頻繁に喧嘩をするようになった。
きっかけは、ほとんど覚えていない。
それまでの不満の積み重なりが原因だったと思う。
喧嘩は長期間続いた。
どこかで、お互いが謝ればよかったのかもしれない。
だが、気づいたときには後戻りできない深い溝ができていた。
もはや、夫と一緒に暮らしていくことなんてできない。
結婚時に夢に見た将来は、跡形も無く消えていた。
いつしか、夫と離婚したいとさえ思うようになっていた。
だが、離婚には不安がある。
いや、不安だらけだ。
夫と離婚して、生活していけるのか?
周りの人には、どう思われるのだろう?
離婚したら、子どもはどちらが育てるのか?
養育費はいくら程もらえそうか?
離婚したら、
いったい私はどうなってしまうのか?
頭の中は、離婚したいという気持ちでいっぱいだ。
だが、実際に離婚を考えれば考えるほど、不安でいっぱいだ。
離婚すべきか。
離婚はやめておくべきか。
一人で悩んでいても答えなど出ない。
むしろ、ますます落ち込んでいく。
どうすれば良いのか!?
私は、いったいどうすれば良い!?
悩み続ける日が続いた…。
長い間、悩むだけの日々が続いた。
そんな時だった。
ふと、離婚カウンセラーという存在を知った。
離婚カウンセラーは、幅広い夫婦問題を専門としている。
離婚に向けての相談はもちろんだが、仲直りや復縁のアドバイスもしている。
少しでも離婚を考えた時などに相談することで、心の整理ができる。
一人でずっと悩み続けても何も進まない。
こうなったら、一度会って話してみよう。
早速、離婚カウンセラーに相談しに行くことにした。
※サイト内リンク
離婚カウンセラーのミライです。
今日は、どうされましたか?
実は、夫との離婚をを考えています。
夫は、家事や育児は全く協力してくれません。
私が『手伝ってほしい』と言っても、聞いてくれないのです。
それに、週末は終電帰りで、家にいてもこそこそとスマホをいじっています。
多分、不倫している気がします。
夫は、最近は喧嘩ばかりしています。
一緒の家にいるだけで息が詰まりそうです。
もうこれ以上一緒に生活できません!
かなり旦那さまへの不満が溜まっておられますね。
旦那さんとは、関係修復について話し合ったりしましたか?
何度も『落ち着いて話そう』『仲直りしよう』とは言い続けてきました。
『土日に少しでも家事・育児を手伝って】とも言い続けてきました。
しかし、全く関係を改善する気配はありません。
今は、私が少しでも何かを言うと、大きな声で反発してきて会話になりません。
カコさんは、修復をしようと努力されたのですね。
今は修復できる状態では無いということですね。
私は、できることなら仲直りしたいと思ってました。
そのための努力はしてきたつもりです。
しかし、もう疲れました。
夫には、もう何を言っても無駄だと悟りました。
さっさと離婚して、こんな生活とはおさらばしたいです。
なるほど。
夫婦の溝はかなり深くなっているのですね。
もう修復はムリだと思っています。
ですが、離婚を考えると不安でいっぱいです。
子どもはどうなるのか。
養育費や親権はどうなるのか。
離婚後の生活費をどうすれば良いか。
不安ばかりで決断できません。
最近は『勢いで離婚しちゃった方が良いのかな?』と思い始めてきました。
勢いで離婚することは絶対ダメです!
離婚した後に『こんなはずじゃなかった』と思っても元には戻れません。
また、きちんと準備していなければ、有利に離婚できません。
離婚は、じっくり考えて決断し、じっくり離婚準備すべきなのです。
う〜ん。
勢いで離婚はダメなんて…。
私は早く離婚したいのですが…。
一定数の人は、離婚することがゴールになってしまっています。
しかし本来、離婚は再スタートのはずです。
離婚することが目的ではなく、離婚後の人生がどうなるかが重要なはずです。
もし感情的になっている場合は、一晩ぐっすり寝て、冷静になって考え直すようにすべきです。
確かに、離婚はゴールではありませんね。
今までとは異なる人生になるので、まさに離婚は再スタートですよね!
それに、離婚は人生が大きく変わります。
お金、子ども、住まい、人間関係、将来設計など、今までの生活で当たり前だったものが大きく変わります。
そのため、本当に離婚したい人なら『離婚したらどんな生活になるのか?』を考えるべきです。『離婚したい離婚したい』と言っている段階では、決して離婚してはいけません。
ミライさん!
説得力有りすぎです!
確かに本気で離婚したい人って、離婚後のことを考えますよね。
『離婚したい離婚したい』という人ほど、口だけな気がします。
多くの人を見てきて思うのですが、離婚に悩んでいる人は
『離婚しようか?』
『やっぱり止めとこうか?』
という考え続けています。
今のカコさんは、まさにこの状態ではないですか?
あ!
それまさに今の私です!
悩むことは仕方ないことです。
しかし、悩んでいるだけでは答えは出ません。
悩んでいても離婚に対する漠然とした不安が続くだけで、まず結論は出ません。
それどころか、気持ちがどんどん落ち込みます。
離婚を考えるほど悩んでいる時は、
『離婚しても良いかどうか?』を整理して考えてみるべきです。
なるほど。
悩むのではなく、考えるのですね。
とはいえ、何をどう考えれば良いのか…。
整理して考えるとは、具体的に何を考えれば良いのですか?
離婚するかどうかを考える重要ポイントは、@お金、A子ども、B心の声、の3つです。
- お金
- 子ども
- 心の声
離婚するか悩んだ時、この3つのポイントをじっくり考えることで、考えが整理できるのです。
3つのポイントについて、ひとつずつ詳しく教えていただけませんか?
もちろんです。
ではまず、@お金からです。
離婚後の生活を考える上で、お金は非常に重要です。
男性の場合は、子どもが成人になるまで養育費を払い続けます。
女性の場合は、夫の給料無しで生活しなければなりません。
では、お金の問題について男性と女性でそれぞれ考えるポイントを説明します。
子どもがいる場合、離婚後はどちらかの親が育てていくことになります。
ただ、実際には母親が親権者になるパターンがほとんどです。
裁判所は、母親を親権者に指定することが多いのです。
子どもの親権は、母親である私が得られそうなのですね。
私は子どもを育てていきたいと考えていたので、それを聞いて少し安心しました。
一方、男性は子どもと離れて暮らすことになると、養育費を支払わなければならなりません。
離婚しても、男性は父親であることに変わりはありません。したがって、子どもが成人するまで生活費を負担する義務があるのです。例え離婚原因が妻の不倫やDVであっても、子どもへの養育費は支払わなければなりません。
養育費の支払い期間は、離婚成立時から子供が成人する20歳まで続きます。子どもが大学に進学した場合は、大学卒業まで続く可能性があります。
養育費の金額はどうやって決まるのですか?
だいたいの相場があるのですか?
養育費の金額は、裁判所が公表している算定表を基に決めることが多いです。
お互いの年収と子供の数・年齢を算定表に当てはめることで、具体的な金額が決まるのです。
※算定表は、2019年12月23日に改訂となりました。
多くの家庭では、男性(夫)が一家の大黒柱となって生活費を稼いでいます。世の中が男女平等社会になってきて共働き家庭が増えてきているとは言え、現実的にほとんどの家庭では、男性である夫の方が収入は多いです。
もし離婚すると、当然のことながら夫の収入は入ってこなくなります。
そのため、生きていくために女性自身が働いてお金を稼がなければなりません。
ただ、例え仕事を始めても、男性が稼いでいた収入を稼ぐのは非常に難しいでしょう。
そのため、女性は離婚すると生活レベルが下がることを覚悟しなければなりません。
女性にとって、離婚後の収入ってホント重大問題ですよね。
お金を考えて離婚に踏み切れない人って、とても多いと思います。
共働きの場合、女性は仕事をしているため離婚後も生活は維持できます。
ただ、大黒柱である夫からの収入が無くなるので、家賃・食費など生活費は見直さなければならないでしょう。
専業主婦が離婚すると、収入が入ってこなくなるので自ら働かなければなりません。
ただ、数年〜数十年もの間仕事をしていなかった場合、就職は簡単ではありません。
また、派遣社員やパート社員では、収入も低く、雇用も不安定です。
今後の生活を考えると、何としてでも正社員としての職を得たいところです。
専業主婦の人が離婚すると、生活は一変します。
新たに仕事始めて今までより忙しくなります。
それにも関わらず、婚姻時よりも生活レベルは大きく下げなければなりません。
そう考えると、専業主婦にとって離婚はとてもハードルが高いのです。
実際問題として、子持ちで専業主婦の女性が離婚する場合って、離婚後の住居はどこに住んでいるのですか?
一番多いのは、子どもを連れて両親の実家に戻るパターンが多いです。
両親も、常に孫と共に暮らせるので、すんなり受け入れられる様です。
両親と仲が悪い場合は?
もし両親と仲が悪くても、夫という共通の敵ができるので親子の結束は不思議と固まります。
その場合、奥さまとお母さまの二人三脚で、離婚成立へ進めるパターンが多いです。
子どもがいる場合は、女性はシングルマザーとして子どもを育てていくことになります。その場合は、父親である元夫から養育費を受けとることができます。
しかし、養育費を受け取るべき母子家庭のうち、実際に受け取れているのはたった24%程度です。そのため、父親(元夫)の養育費に期待するのは非常に危険です。
えっ!?
たった24%程しか払われていないのですか!?
はい、24%程の家庭しか払われていないのが現実です。
また、養育費を受け取っている母子家庭の平均額は4.3万円程度です。支払われている割合や金額を考えると、いかに養育費に頼ることが危険か分かるでしょう。
※図
離婚する前の段階では、養育費に期待する気持ちは分かります。しかしこうした現実を見ると、養育費に頼った生活設計がいかに危険であるかは理解できるはずです。
『養育費を貰えればありがたい』といった程度に受け止めておくことが重要です。
離婚をする際、子どもへの影響も考えなければなりません。
子どもは両親と共に暮らすことで、父と母の両方から愛されていることを日々感じながら成長していきます。
しかし、離婚をすると、どちらか片方の親とは離れて暮らすことになります。多くの場合は母親が親権者となって子どもを養育するので、父親とは離れて暮らすになってしまいます。
そうなると、子どもの心に様々な影響が出てきます。
両親が離婚すると、子どもはどう思うのでしょうか?
子どもは非常に繊細です。
片親しかいない場合、子どもながらに自分の家庭に疑問や不安を持ち続けます。
『なぜ、友達の家とは違って、僕の家はお父さんがいないのだろう?』
『運動会や授業参観の日は休みたい。だって、うちはお父さんは来ないから』
それに、子どもは共に生活していない父親の事を常に心の奥底で考えています。
『お父さんは、僕(私)のことをどう思っているのだろう?』
『お父さんは、僕(私)のことが嫌いになったのかな?』
子どもはお父さんのことは普段は口には出しません。
一緒に住む母親の顔色を見て、口には出さないようにするのです。
確かに、父親がいないことに悩むかもしれないですね…。
離婚すると、子どもへの影響は普段の生活にも出てきます。
今まで明るかったのに、父親と離れると急に心を閉ざしてしまうかもしれません。
片親がいないというだけで、いじめの対象になるかもしれません。
そんな子どもに対して、あなたはきちんとケアできるのか。
子どもに辛い思いをさせない覚悟はあるか。
対応を間違えれば、子どもの心に大きな傷を残してしまいます。
どうしても離婚するのなら、子どもの気持ちへのケアを十分に考えるべきです。
子どもながらに、夫婦の仲を気にするのでしょうね。
確かに、子どものことを考えて離婚を思い留まる人は多そうですよね。
まず、覚悟してほしいのは、
それに、あなたが別れたいと思っている相手は、一度は一生を共にしようと誓い合った相手です。
お互い、少し感情的になっているだけではありませんか?
少しでも話し合いの余地が残されていませんか?
少しでも修復の可能性があるなら、あなたから「一度話し合おう!」と声をかけてみてはどうでしょうか。
離婚を考えた時、『本当にこの人と別れて良いのか!?』と何度も考えてください。
何度も何度も考えてみてください。
『一生を共にしようと誓い合った相手』か…。
確かに、そう思っていたのは間違いないです…。
離婚をすると生活が全て変わります。
今よりも狭い家に引っ越すことになるでしょう。
今までよりも、食費も交際費も減らさなければなりません。
車や家具なども、買い替える必要があるかもしれません。
生活費を考えて、かなりの節約生活を強いられるかもしれません。
職場も変わるかもしれません。
引っ越しして、住所が変わるかもしれません。
これまでの人間関係も、大きく変わるかもしれません。
離婚は、人生を大きく変えるのです。
少なくとも、お金の面では苦労が増えます。
そのため、できれば離婚はオススメしません。
あなたは、そこまでして離婚したいのでしょうか?
あなたの本音の心の声を聞いてみてください。
一時の感情に流されるのではなくて、やり直すことも含めてしっかり考えるべきなのですね。
もし2人だけでの話し合いが平行線なら、第三者を交えて話してみるべきです。
友人、両親、兄弟などを交えることで、解決が見える可能性があります。
特に、男性の場合は第三者が議論に加わることで、問題をより真剣にとらえる傾向があります。
夫は私の話は軽視している気がする。
確かに、誰かを交えた方が良いかも…。
一回きりの不倫で離婚を考える人もいます。
ただ、一度の不倫や不倫未遂などはどの家庭でも起こっています。
え!?
そうなんですか?
でも、不倫がバレたりしたら大げんかになりますよね?
もちろn、不倫が発覚したときは大げんかになります。
不倫がバレた方は、延々と責められます。
しかし、不倫が軽度(?)な場合、多くの家庭は離婚していません。
不倫した側は、きちんと反省して『2度と不倫しない』と誓います。
不倫された側は、一旦は様子をみることにします。
そして、時間をかけて夫婦関係は修復していきます。
たいていの場合は、最終的に元の生活に戻ります。
私はこの一連の過程を、『不倫を夫婦で克服した』と呼んでいます。
不倫はある意味どの家庭にでも起こり得る夫婦のイベントです。
不倫というイベントを、夫婦で一緒に乗り越えたのです。
場合によっては、より固い絆ができることもあるのです。
不倫を人生の困難の一つととらえて、夫婦で乗り越えたのですね。
ただ、実際に夫の不倫が発覚した瞬間は、めちゃくちゃ絶望してしまいそうです。
離婚を決意する前に、@お金・A子ども・B心の声を考えるべきと説明しました。
この3つのポイントを何度考えても離婚への意思が変わらないなら、離婚を目指して良いでしょう。もし、ひとつでも思いひっかかる部分があれば、離婚はするべきではありません。
もし、この3点をうやむやにして離婚してしまうと、必ず後から後悔してします。
後悔しない離婚をするためにも、この3つのポイントはしっかり整理してから離婚するべきです。
もちろん、すぐに結論を出す必要はありません。
あなたの納得するまで考え抜いてください。
@お金・A子ども・A心の声ですね!
しっかり考えます。
ミライさんのおかげで、延々と悩み続けなくてよさそうです。
しっかり考えを整理してみます。
それは良かったです。
頑張ってください。
相談を受けてから、私は3つのポイントを何度も考えた。
朝から晩まで、何度も何度も考えた。
だが、考えれば考えるほど離婚への気持ちが固くなる。
むしろ、お金や子どものことなろ、離婚後の生活を具体的にイメージできた。
やはり離婚したい。
これだけしっかり考えたのだから、離婚という結論に後悔はない。
離婚を決意したものの、
これから何をすれば良いのだろうか!?
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