【STEP5】
離婚調停の申し立て!調停のための2つの準備とは!?
別居中の夫と、初回の離婚協議を行うことになった。
最後まで、弁護士に依頼して同行させるか迷った。
だが、最低でも計100万円かかるというので、協議は一人で行くことにした。
ミライさんのアドバイス通り、
@離婚に合意するか
A離婚条件について
を意識して段階的に話を進めよう。
余計な話はしないようにしよう。
もし感情的になったら、すぐに席を立とう。
さて、夫はどう言ってくるのだろう。
離婚に合意するか?
それとも、離婚拒否か?
もし、夫が離婚に合意したら離婚成立は近い。
親権や財産分与などの離婚条件を交渉することになる。
しかし、そう簡単に話が進むとは限らない。
夫が離婚を拒否し続けると時間がかかるだろう。
さて、夫はどう出てくるか…。
離婚協議は、駅前の喫茶店で行った。
一ヶ月ぶりに夫に会うと、妙に落ち着いていた。
私は、離婚を請求した。
はっきりと、『離婚したい』と伝えた。
だが、夫の返答は期待通りではなかった。
離婚には絶対反対だと言い張ってきた。
夫は、強く復縁を望んでいた。
家に戻って来て欲しいと言ってきた。
だが、それは無理な話だ。
それで戻るほど、私の決意は半端なものではない。
その後も何度か協議を行った。
直接会ったり電話で話したりした。
だが、夫は離婚を徹底的に拒否してきた。
一切考えがブレる様子は無かった。
離婚したい私。
離婚したくない夫。
何度協議をしても、お互いの考えは平行線。
もうこれ以上協議をしても未来はない。
離婚協議で決着しなければどうなる?
当然、離婚調停での話し合いとなる。
だが、調停に向けて不安はある。
私は、離婚調停についてはほとんど知らない。
唯一知っているのは、『調停委員を介した話し合い』ということだけだ。
調停委員は、私の味方をしてくれるとは限らない。
夫の肩を持って、離婚しない様に説得されたら最悪だ。
離婚調停では、何かコツとかはあるのか。
どういう心構えが必要なのか。
離婚カウンセラーのミライさんに相談しよう!
※サイト内リンク
離婚カウンセラーのミライです。
今日はどうされましたか?
夫と何度か離婚協議を行いましたが、話がまとまりませんでした。
私は離婚を希望し、夫は離婚拒否。
このまま協議を続けても意味が無さそうなので、離婚調停を申し立てようと思います。
離婚調停について色々教えて欲しいのです!
あと、必要な準備とか心構えはありますか?
まず、離婚調停について簡単に説明しますね。
離婚調停は、家庭裁判所で調停委員2人を介して話し合いをすることです。
調停委員とは、弁護士などの資格を持った有識者で、中立の立場で双方から意見を聞きます。
夫と妻は、時間差で調停委員と話す機会が与えられ、それぞれ主張と反論を繰り返します。
調停委員は双方の主張を聞いたうえで、適切と思われる結論へ導く役割をします。
また、夫婦が対面することはほとんどありません。
協議の様に直接話し合うわけではないのですね。
調停委員を介して話し合うってことですね!
離婚協議とは、話し合う内容は変わりますか?
離婚協議と離婚調停では、話し合う内容はほとんど変わりません。
最初に、離婚に合意するかどうかについて話し合います。
離婚に合意すれば、離婚条件に付いて話し合います。
この流れは、離婚協議とほぼ一緒です。
協議との大きな違いは、調停委員が話の流れをコントロールすることで、話がスムーズに進むことが期待できます。
離婚調停では、法律の知識は必要ですか?
離婚調停では、協議よりも法律を根拠にした話し合いが増えてきます。
調停委員の中には、弁護士資格を持つ人もいます。
また、日々離婚の話し合いを聞いているので、法律にも詳しいです。
そのため、どうしても法律を根拠とした考えが基準となってきます。
法律の知識は必ずしも必要ありませんが、法率的根拠に基づいた主張をした方が調停委員から理解は得やすいです。
なるほど、協議よりは法律の話が増えそうですね
ちなみに、離婚調停には強制力はありますか?
望むような結論が出なさそうな場合、どうすればいいですか?
離婚調停は、離婚協議と同じく強制力はありません。
あくまで話し合いであるため強制力はありません。
離婚問題で強制力があるのは、裁判だけです。
なるほど。
離婚調停はあくまで話し合いなのですね。
それならば、最初から強制力のある裁判をした方が良いのでは?
夫婦間に離婚問題が発生しても、いきなり裁判を申し立てることはできません。
まずは調停で話し合いをして、それでも結論が出なかった時のみ、裁判を起こすことができるのです(調停前置主義)。
また、調停での会話内容は調停員が全て記録に取っており、場合によっては裁判の材料となります。したがって、調停をおろそかにしてしまったら裁判にも影響が出るかもしれません。調停は話し合いだからと言って気を抜かないようにすべきです。
離婚調停を始める手続きは、誰がするのですか?
離婚したい側が手続きをするのでしょうか?
離婚調停は、離婚したい側から申し立てるのが一般的です。離婚したくない側から申し立てる事はほとんどありません。
離婚調停の申し立ては、家庭裁判所に必要書類を提出することになります。
書類は、裁判所の窓口の人が親切に教えてくれるでしょう。
書類提出してから1ヶ月後が初回の調停期日となります。
離婚調停で上手くいかないと感じたら、どうすれば良いのですか?
夫は外面だけは良いので、調停委員が騙されないか心配です。
調停の内容や方向性に納得いかないなら、任意で調停を終わらせることができます。
それを、『調停が不調になる』と言います。
調停が不調となった場合、離婚成立のためには裁判を行う必要があります。
実際、調停で離婚成立する夫婦ってどのくらいいるのですか?
1年間の離婚成立件数のうち、離婚協議は約90%、離婚調停は約9%です。
残り1%は、裁判などで離婚成立しています。
1年間の離婚件数は約20万件なので、1年間で約2万組の夫婦が調停で離婚成立しています。
離婚調停は、協議の延長の話し合いです。
しかし、何の準備も無く裁判所に行ってはいけません。
離婚調停特有の準備・心構えをしておく必要があります。
離婚調停特有の準備・心構え!?
是非教えてください!
離婚調停は調停委員が取り仕切りますが、調停委員にあなたの考えを理解してもらい共感を得た方が断然有利です。理解を得られたら、相手に対して説得を行ってくれる場合もあります。
そのために必要な2つの準備とは、陳述書の作成と弁護士への依頼の検討です。
あなたの考えを陳述書に書いておきましょう。
そして、初回の調停の一週間前までに裁判所に送っておきましょう。
陳述書とは、「主張や考えをまとめた意見書」です。
あなたが離婚調停に臨むに至って、どのような考え・意見・希望を持っているかを予め文章にまとめておくのです。
なぜ、陳述書を作成すべきなんでしょうか?
調停の場で上手く話せば良いのでは?
離婚調停の場で、言いたいことを100%伝えられる人などまずいません。
離婚調停を迎える頃、あなたは精神的に落ち着かない日々を過ごしているはずです。
相手とは協議をしてきたが離婚できなかった。
その結果、調停までもつれこんでしまった。
調停を行うことは不安になります。
裁判所に行くことにも緊張もします。
緊張と不安が同時襲ってきます。
調停委員はきちんと理解してくれるのか。
相手はどんな主張をしてくるのか。
調停には何回くらい行くことになるのか。
2,3回で終わるのか。
それとも、5回以上も通うことになるのか。
とても冷静なんかではいられません。
いろんな事を考えてしまい、頭がフリーズするでしょう。
そんな状態で、きちんと考えを伝えられるでしょうか?
た、確かに。
緊張してうまく話せる自信は無いです…。
話しているうちに、感情的になってしまうかもしれません。
ただの愚痴になってしまうかもしれません。
意味不明なことを言ってしまうかもしれません。
どんなに話し上手な人でも、調停の場でうまく話せる人は一握りです。
話し下手の人なら、結果がどうなるかは聞くまでもありません。
感情的な話や過去の愚痴を、延々と言ってしまうこともあります。
だが、離婚調停は夫婦間の愚痴を話す場所ではないのです。
感情的になったら、延々と愚痴を言い続けそうですね。
そうなったら、話し合いは進まないですね。
調停は、悩み相談所ではないのです。
今の夫婦の状態の関係を、今後どうするかについて話し合う場です。
愚痴ばかり話していては時間の無駄なのです。
1回の調停でのあなたの持ち時間はたった1時間です。
しかも、緊張と不安を抱えたままです。
そんな中、上手く伝えることができる人など、まずいません。
そのためにも、陳述書を書いておきましょう。
陳述書は、家で落ち着いて書くことができます。
考えを整理して、説得力ある文章が書けるはずです。
しかも、何時間かかって考えても良いのです。
では、具体的にどんな文章を書くべきか?
初回の離婚調停までに陳述書に書くべき内容は、2段階構成にしましょう。
- 今までの結婚生活について
- 離婚したい理由(したくない理由)
最初に、今までの結婚生活の状況を説明しましょう。
離婚したくない人は、できるだけ円満夫婦の内容を。
離婚したい人は、できるだけ仲の悪い内容を。
いつ入籍して、いつ子供が生まれたのか。
あなたと相手は、どのように家事・育児を担ってきたか。
なぜ離婚調停するまでに至ってしまったか。
いつから不仲になってしまったのか。
あなたは、何を想っていたのか、
何を感じていたのか、
思うがまま書きましょう。
離婚したい理由は、調停がとても意識して考えるポイントです。
離婚という大イベントを考えている背景を理解し、場合に拠っては復縁を進めることもあるのです。
問題は、『あなたはどうしたいのか』です。
離婚したいのか。
離婚したくないのか。
なぜそう思うのか。
考えと理由をしっかりと書きましょう。
できれば、きっかけとなった出来事も書きましょう。
初回の離婚調停までは、約一カ月の時間があります。
陳述書を書く時間としては十分です。
時間をかけられる分、冷静に考えることもできます。
それを、分かりやすい文章にまとめるだけです。
これがもし調停の本番だったらどうでしょうか。
緊張して上手く話せるでしょうか。
そう考えると、十分な時間を使って考える陳述書は、とても有効だと分かるはずです。
確かに、調停では限られた時間しかありませんね。
陳述書にじっくり時間を使って考えを書くのは、とても重要ですね。
ちなみに、ページ数はどのくらいが良いのでしょうか?
だいたい、5〜10ページくらいが理想です。
読む側としても、記憶に残りやすい分量です。
20ページなどの超長文は避けましょう。
長すぎると伝えたい点がぼやけてしまいます。
重要なポイントだけをまとめるべきです。
強調したい部分は、赤文字や太文字を使うのも効果的です。
赤文字や太文字を使って、印象に残す文面にしましょう。
最後は、弁護士にチェックしてもらいましょう。
書かない方が良い事や、変えた方が良い表現があるはずです。
専門家のによるアドバイスももらうことができます。
弁護士さんには加筆・訂正してもらうべきですか?
陳述書は、弁護士さんへ積極的に加筆・修正をお願いしましょう。
弁護士の手にかかれば素晴らしい文章に仕上がります。
法律の裏付けを加えられると、裁判官や調停委員の心を捉える表現となるのです。
弁護士のチェックが終われば、陳述書は完成です。
完成した陳述書は、調停の1週間前までには送っておきましょう。
陳述書を送った上で調停に臨めば、スタートは完璧です。
調停が始まる前に、調停委員があなたのことを十分理解しているという状況なのです。
あなたは、かなり優位な状況でのスタートできるのです。
確かに!
初回の調停の前に、調停委員が私の主張を理解してくれていると、それだけで大きなリードがありますね!
離婚調停では、弁護士への依頼の検討しておくべきです。
離婚協議では、法律の話はほとんど無かったはずです。
多くの人は、弁護士の同行も無く、お互い話し合って合意すれば良いのです。
しかし、調停からは少し異なります。
確かに、離婚協議では法律の話はほとんどしませんでした。
離婚調停からは、多少は法律の知識が必要な場面も出てきます。
何より、法律に基づいた主張をした方が調停委員に理解してもらえやすいです。
なるほど。
では、必ず弁護士に依頼した方が良いのですか?。
改めて説明しますが、弁護士との契約関係は相談と依頼の2種類があります。
多くの人は、離婚で悩むと、まずは弁護士に相談しに行きます。
相談は、法律面のアドバイスを受けるのみです。
あくまで、相談だけです。費用も、1時間5千円〜1万円程度です。
協議や調停への同行はしません。
一方、依頼すると離婚問題を全面的にサポートしてくれます。
法律全般のアドバイスはもちろん、相手との連絡役、協議・調停への同行、そして申立てや訴訟の準備などの事務手続きまで、全て対応してくれます。
離婚協議の時、何度か弁護士相談に行きました。
法律のことだけでなくて、本に書いてない様な交渉テクニックやノウハウなども教えてもらえました。
ただ、依頼すると着手金なども高いので、依頼はしていませんでした。
離婚協議は法律の素人同士の話し合いなので、必ずしも弁護士同行は必要ではありません。
しかし、離婚調停では弁護士の同行を検討すべきです。
ただ、調停となると、相手は弁護士同行している可能性が高くなります。
ちなみに、離婚調停に弁護士を連れて来ている人ってどのくらいですか!?
司法統計によりますと、調停には約50%の人が弁護士同行で調停に来ています。そして、弁護士同行の割合は年々上昇傾向にあります。
もし相手が弁護士同行なら、こちらも弁護士を同行させるべきでしょう。
相手が弁護士同行させている場合、こちらが弁護士無しだと、法律の話に持ち込まれた場合はどうしても不利になってしまいます。
※
離婚調停に来る人の約半分が弁護士同行なのですか!?
相手が弁護士を連れて来るなら、私も連れて行かないと色々不利になってしまいそうですね。
弁護士に依頼する一番のデメリットは費用の高さです。その費用は、それぞれの弁護士事務所で異なりますが、細かく決められています。
- 着手金20〜50万円
- 同行1回あたり1〜3万円
- 手続き費用は別途必要
- 離婚成立時の成功報酬20〜50万円
- 依頼人の得たお金の10〜20%
弁護士に依頼すると、着手金等で50万円程度はかかります。
離婚が成立したら、成功報酬や得たお金の割合などが加わり、追加で50万円〜数百万円かかります。
つまり、どれだけ安くても100万円以上は必要となるのです。
つまり、弁護士に依頼すると最低でも100万円以上するのですね。
うーん、すぐに決断できる金額ではないですね。
お金に余裕がある人は依頼できそうですけど…。
財産分与の額が預貯金や不動産で1,000万円を超えそう様な場合は、弁護士を雇うメリットを感じるでしょう。高い弁護士報酬を支払ってもそれ以上の効果が期待でき、トータルで見ればプラスになる可能性があるのです。
それでもなぁ…。
私にとって100万円は高すぎる…。
もし依頼しなくても、弁護士に相談だけは早めに行くべきです。
相談は、離婚に直面するほとんどの人が行っています。
弁護士に相談することで、あなたの気づかないようなアドバイスを受けることができるでしょう。
※オススメ
弁護士費用にお悩みなら、代替の方法があります。
離婚経験者が、離婚調停のコツやノウハウをまとめた攻略法があるのです。
この攻略法は、調停の説明などではなく、離婚調停の実例に基づいたノウハウ集となっている点です。
つまり、他人の調停での経験と反省を読むことで、あなたの経験値を高めることができるのです。
離婚調停のノウハウやコツの攻略法ですか!?
弁護士代100万円は高いけど、ノウハウが得られて少しでも安く済むなら試したいです!
もし弁護士に依頼しない場合、あなたがノウハウやコツも知らなかったらと思うとゾっとします。
相手の思うがままに進んでしまっては、かなり不利になるのではないでしょうか?
※
離婚調停の途中で考えが変わってくることはよくあります。
最初は『絶対離婚はしたくない』と頑なだった場合でも、3カ月経つと『離婚しても良い』『早く離婚したい』と変わります。
えっ!?
そうなんですか?
例えば、なぜ考えが変わるのですか?
考えが変わる理由は、調停を行う期間が長いことが原因です。
離婚調停が行われるのは、1〜2ヶ月に1回です。
つまり、調停を3回も行う頃には、別居してから3ヶ月〜半年も経っているのです。
その間、夫婦はほとんど連絡を取り合うことはありません。
お互い、完全に別々の生活を送っています。
その間、双方の心理はどの様に変化しているのかを説明します。
以前、ミライさんは離婚は心理戦と言ってましたよね?
心理の変化を理解することは重要ですね!
ぜひ、お願いします!
別居開始直後、離婚したくない側はとても辛い日々が続きます。
愛していた相手が、その日から家にいなくなるのです。
話しかけることも触れることもできず、途方に暮れてしまうでしょう。
険悪な関係であったが、まさか家出するなんて。
そんな素振りなど、全く見せなかったのに。
必死に謝っても、相手からは全く反応ありません。
戻ってくるように訴えても、決して応えてくれません。
今まで幸せだと思っていた幸せが、一瞬でその形を失ったのです。
さらに辛いことに、相手が容赦なく離婚を迫ってきます。
そうなると、離婚したくない側は大きな葛藤に悩まされます。
謝るべきか。
闘うべきか。
繰り返される相手からの離婚への要望を受けながら、悩み抜く日々を過ごします。
まぁ、夫の場合は自業自得です。
散々、私を無下に扱ってきたのですから。
離婚調停が始まって、少しは期待するでしょう。
調停委員を介したら、相手は復縁を考えてくれるかもしれない、と。
ですが、調停においても相手の離婚の意思は変わりません。
復縁の兆しなど、全く感じません。
そうやって数カ月経つうちに、少しずつ考えが変わってきます。
もう十分謝った。
何度も何度も謝った。
戻って来て欲しいことも何度も伝えた。
復縁するためのできることは、全てやり尽くした。
これだけ謝ってダメなら、もうムリかも…。
だんだんと、諦めの気持ちが出てくるのです。
なるほど。
最初は強気であっても、時間が経つとじわじわと追い詰められていくのですね。
さらに、不思議なことに3ヶ月もすると一人暮らしに慣れてきます。
あれほど寂しかったにもかかわらず、一人の生活が普通になるのです。
そして、
『離婚も仕方ないかな』
『どうせなら良い条件で離婚したい』
と考えはじめるのです。
離婚を受け入れる様になるのは、別居から3ヶ月くらい経った頃です。
さらに時間が経てば、一人暮らしへの慣れと復縁への諦めから、離婚を受け入れやすくなるのですね。
これは、大きな心理の変化ですね!
男性の場合、婚姻費用の支払いは金銭的に大きな負担となります。
これは、女性が想像するよりも遥かに大きな負担です。
婚姻費用の支払いは、男性の毎月の収支をかなり圧迫します。
女性が想像するよりも、婚姻費用の支払いに対して、男性はかなりの金銭的な負担を感じています。
男性にとって、婚姻費用の支払いを終える方法があります。
それは、離婚成立です。
離婚すれば婚姻関係は解消されるので、婚姻費用の支払いは終わります。
離婚したら、養育費は支払う必要はありますよね?
その通りです。
子供がいる場合は、婚姻費用の代わりに養育費の支払いが始まります。
ただ、養育費は婚姻費用よりも安いのです。
理由は、婚姻費用が配偶者と子どもの生活費であるのに対して、養育費は子どものみが対象だからです。
また、夫婦2人のみで子どもがいない場合は、養育費は無しが普通です。
なるほど。
子どもがいない場合は、さっさと離婚して月々の支払いから解放されたいでしょうね。
この様に、男性にとって婚姻費用はじわじわと効いてきます。
早く離婚して婚姻費用の支払いから逃れたいために、離婚合意を考え始めるのです。
そして、3ヶ月も経つ頃には一人暮らしにも慣れ、離婚を受け入れやすくなっているのです。
なるほど!
婚姻費用は、妻の生活費援助の役割だけでなく、男性に離婚を促す効果もあるってことですね!
離婚したい側の考えについても説明します。
まさに私の場合ですね。
どんな心境になるのか、参考にしたいです。
カコさんにとっても別居生活は慣れないことの連続です。
基本的に、全てを自分でしなければなりません。
それに、今までとは異なり仕事も家事もしなければなりません。
子どもがいる場合は、育児もしなければなりません。
しかし、自らが選んだ道なので後悔はありません。
いまさら元の生活に戻る気などありません。
相手とはずっと連絡も取っていないので、存在感を感じなくなります。
目の前の調停を、淡々とこなしていけば良いだろうと思うのみです。
別居生活も、開始1ヶ月も経つと完全に慣れてきます。
別居状態での多忙な生活が、いつのまにか普通と感じるようになるのです。
何よりも、清々しい気持ちでいっぱいです。
その頃、もはや夫は過去の人となっています。
あなたの目線は、完全に離婚後を見ているのです。
なるほど。
夫のことは、時間が経てば経つほど過去の事って思えてくるのですね。
人って、時間が経つと考えが変化するものなのですね。
離婚調停が始まって3ヶ月も経てば、自然と離婚に合意するでしょう。
離婚に合意すると、次は離婚条件の話し合いへと進みます。
ミライさん、とても参考になりました!
陳述書作成や弁護士への依頼の検討など、いろいろ大変そうですが頑張ります!
まずは、夫から離婚の合意を取り付けてみますね!
頑張ってください!
応援しています!
離婚へのSTEP6へ
離婚条件の交渉術!最初は高めの要求をしよう!>>
※サイト内リンク
ヤマト氏は、離婚調停を10回も行いました!
・弁護士や調停委員との実際の会話内容
・調停で妻側弁護士と同席して激論した会話内容
・貯金と賃貸用不動産で大変揉めた財産分与の詳細
・養育費や面会交流などの離婚条件
・離婚のそれぞれのステージでどんな心境だったか…
離婚争いの壮絶な現実を、是非ご覧ください!
書籍やネットにも載っていない離婚争いの壮絶な体験記を、是非ご覧ください!
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