【STEP3】
家を出るタイミングとは!?準備ができれば別居開始と離婚請求を!
よし、準備完了!
これで協議や調停で争うことになっても大丈夫!
離婚カウンセラーのミライさんのアドバイス通り離婚準備を行った。
夫と日々喧嘩しながらも、なんとかこっそり夫の年収・財産は把握できた。
準備をしながらも、改めて離婚を確信した。
夫との生活は、これ以上耐えられない。
ただ、不倫や暴力などの決定的な証拠はない。
こうなったら、別居するのが離婚への近道だ。
あとはタイミングを見て離婚を切り出そう。
だが、どのタイミングで離婚を切り出すべきか?
同居しながら離婚の話し合いをしても良いのだろうか?
それとも、離婚と別居はセットで考えるべきか?
もし別居するにしても、どのタイミングで別居すべきなのか。
先に離婚請求してから、別居を始めるべきか?
先に別居開始してから、離婚を請求するべきか?
そもそも、離婚請求した時、夫がどんな反応するか分からない。
そもそも、夫は離婚することに合意してくれるのか。
絶対に離婚したくないと言ってきたらどうしよう。
それどころか、暴力などを振るってきたら大変だ。
うーん。
どうすれば良いのか分からない。
離婚カウンセラーのミライさんに相談してみよう!
※サイト内リンク
離婚カウンセラーのミライです。
本日は、どうされましたか?
ミライさんのアドアイス通りの準備は整いました。
夫の年収が分かる資料を探し出しました。
会社からの給与明細や源泉徴収はコピーを取りました。
そして、夫名義の銀行口座の通帳も把握できました。
夫の保有する銀行は3つで、全ての銀行・支店名・口座番号を把握しています。
普通口座だけでなく、定期や積立定期、証券口座も把握できています。
それらは、全てコピーを取っておきました。
完璧な準備ですね。
それだけきちんと把握できていれば、財産分与の時に隠されたりできないですね。
ただ、離婚成立するための明確な証拠が無いのです。
言い争いはあくまで喧嘩の延長の様な内容です。
夫は不倫の疑惑がありましたが、不倫の証拠は出てきませんでした。
今思えば、早めに探偵に依頼すればよかったと後悔しています。
ただ、どちらにせよ離婚への気持ちは変わりません。
次をどうすれば良いかアドバイスください!
それだけ準備できれば十分でしょう。
できる限りのことはしたと思います。
ありがとうございます。
次はいよいよ離婚請求ですが、大きな疑問があります。
同居しながら離婚請求して話し合いをしても良いのでしょうか?
それとも、別居と離婚請求はセットで考えるべきですか?
迷わず、『別居と離婚はセットで考えるべき』です。
これは、徹底すべきだと考えています。
その理由は、次の3つです。
- 相手と距離を置くため!
- 離婚への本気度を示すため!
- 別居の実績を作るため!
3つも理由があるのですか!?
詳しく教えてください!
1つ目の理由は、相手と距離を置くためです。
共同生活するためには、お金をはじめとする決め事が必要です。
しかし離婚宣言をすると、ただでさえ仲が悪い関係がさらに悪くなります。
そうなると、もはや共同生活を営むことはほぼ不可能です。
一緒に生活していても、対立関係なので共同生活など不可能なはずです。
特に、同居していることがマイナスになる場合があります。
相手が、怒りに任せて暴力に及ぶかもしれません。
離婚に備えて、あなたの資産を奪おうとするかもしれません。
この様に、離婚の話をしながらの同居はデメリットが多すぎるのです。
確かに、身体や財産を守るために別居は必要ですね。
また、別居して距離を置くことは、離婚への早道でもあります。
別居当初は、お互いに慣れない生活に戸惑います。
しかし、別居して3か月も経つと、お互いに一人での生活に慣れてきます。
例え相手が別居や離婚に強く反対していたとしても、3ヶ月も経てば一人暮らしの生活に慣れてきます。まさに、一人での生活に適応したと言えるでしょう。
一人での生活に慣れてくると、相手は離婚に応じやすくなるのです。
2つ目の理由は、調停や裁判となった時に、本気で離婚したいと認めてもらうためです。
調停や裁判となった時、あなたが別居状態だと、調停委員や裁判官には『本気で離婚を考えている』と伝わるでしょう。もし本当に離婚したいのなら、相手と一緒に生活するなどできないはずです。
これがもし同居状態なら、『離婚への意思は本当か?』を質問されるでしょう。
たとえ家庭内別居であっても、一緒に住んでいる時点で破綻状態とは見なされないでしょう。
確かに、同居しながら『離婚したいです』と言っても説得力があまり無いですね。
調停委員や裁判官は、『本気で離婚したいなら別居しているはず』と思うのも納得です。
3つ目の理由は、離婚成立のための実績を作るためです。
裁判で離婚成立のための明確な証拠が無くても、別居期間が3年以上あれば離婚が認められやすくなります。別居期間が3年以上あれば、実質的に夫婦関係は破たんしていると見なされるためです。
そのため、できるだけ早くから別居を始めることで離婚成立の実績を作り始めておくべきです。
これらの3つの理由から、離婚と別居はセットで考えるべきなのです。
- 相手と距離を置くため!
- 離婚への本気度を示すため!
- 別居の実績を作るため!
なるほどー!
別居と離婚がセットとすべきことに納得です!
もし同居生活ができるのなら、離婚せずに仲直りする方法を考えるべきでしょう。
あと、気になることがあります。
先に別居すべきですか?
それとも、先に離婚請求すべきですか?
断然、別居が先です!
え!?
それはなぜですか!?
なぜなら、離婚を突きつけられた相手は何をするか分からないためです。
離婚請求をすると、おそらく相手は驚くでしょう。
まさかあなたが離婚を考えているなんて、おそらく思ってもいないでしょうから。
確かに、夫は気付いていなさそう…。
特に多くの男性は、妻の考えていることに気付いていません。
妻からの離婚請求された時『まさか妻が離婚を考えているなんて思ってもいなかった』と言います。
しかし、実際には妻はずっと前から離婚を考えているものです。
男性は鈍感なので、言われるまで気付かないのです。
その場合、離婚請求すると男性はだいたい混乱します。
そして、混乱した相手は、どんな行動を取るか分かりません!
確かに…。
なんとなく想像できます。
最悪の場合、暴力行為や傷害事件になる可能性もあります。
どんなに温厚な人でも、混乱すると何をするか分かりません。
実際、家庭内の事件の多くは、離婚などの家庭内トラブルの際に起こっています。
最悪の場合を避けるためにも、離婚請求はできるだけ別居後に行いましょう。
あなたの身の安全のために、『別居してから離婚請求』を心がけてください。
確かに、同居しながら離婚を切り出したら夫が何されるか分からないわ。
女性は力が弱いから、男性が暴力を振るってきたら恐怖ですよね。
自分の身を守るためにも、離婚の準備ができれば別居開始です。
離婚請求は、別居後にしましょう。
別居する場合、みなさん住まいはどうされているのですか?
男性の場合は、職場の近くに部屋を借りることが多いです。
ただし、家のローンが残っていると、そのまま家に住み続けるか一人暮らしを始めるか別れるでしょう。
女性の場合は、実家に戻る場合が多いです。
また、ほとんどの女性は別居する時は子どもを連れていきます。仕事と育児で多忙になる場合は、両親に面倒を見てもらっています。
また、ほとんど人は別居することは事前に相手には伝えません。
特に女性の場合は、夫が仕事に行っている間に置き手紙を残して家を出ることが多いです。
別居すると、相手はあなたに会いに来ようとするかもしれません。
何度も家や職場に現れたりストーカー行為をする可能性もあります。
ストーカーされたら怖いですね。
そんな時はどうすべきですか?
相手から過度な連絡やストーカー行為があれば、決して1対1にならないようにしましょう。1対1になったら、どんな目に合うか分かりません。
場合によっては警察に通報しましょう。
警察を呼ぶだけで、かなりの抑止力が働きます。
警察は頼りになるのですか?
最近の警察は、ストーカー等に対してかなり丁寧な対応をしてくれます。
親族間での事件が多発しているので、警察も慎重になっているのですね。
まるほど。
ストーカーされたらまずは警察に相談ですね。
できれば、その時の相手の行動も記録しておきましょう。
相手のつきまとい行為は、調停や裁判での材料となる可能性があります。調停委員や裁判官に『ストーカーをするような相手とは離婚が当然』と主張することで、あなたのが支持される可能性があるためです。
夫婦には一緒に住む義務(同居義務)があり、理由もなく別居することは許されません。
相手の同意を得ずに別居した場合、相手は『勝手な別居は夫婦として同居義務違反だ』と言ってくることがあります。場合によっては、同居請求の調停を起こす場合があります。
さらに、『あなたが離婚原因を作った側(別居したあなた)なので、あなたからは離婚請求が認められない』と主張してくる場合があります。
えっ!?
じゃあ私が別居したら夫が有利になってしまうのですか?
同居義務違反が認められるのは、明確な理由が無かったり、自分勝手な理由(不倫相手と住みたいなど)で別居した場合です。
カコさんのように、
『喧嘩が耐えない』
『精神的に同居は難しくなった』
などの場合は、きちんと説明すれば同居義務違反には当てはまりません。
別居開始時に、離婚したい理由を相手にしっかり伝えて、『別居は離婚前提として当然の行動だ』と主張するようにしましょう。別居の理由を伝えていれば、調停委員や裁判官は、離婚を前提とした別居は普通の行動だと判断します。
なるほど!
きちんと別居理由を主張すれば良いのですね。
別居した相手に対して、同居請求を勧める弁護士もいます。
ただ、同居請求が認められても物理的な拘束力がないため、相手が同居に応じることはほとんどありません。
離婚を考えるような夫婦関係だからこそ別居しているのです。
命令が出たからと言って、わざわざ家に戻るなんて人はまずいません。
もし同居命令が出ても相手を物理的に強制させることも不可能です。
また、同居請求で相手の気持ちや行動を変えるのは不可能です。
そのため、同居請求は実質的には意味が無いと言えるでしょう。
別居開始後は、いよいよ離婚請求です。
離婚請求は、置き手紙でも電話でもメールかまいません。
離婚請求した記録は残しておきましょう。
弁護士に依頼しているなら、『通知書』を送付することが多いです。
ついに宣戦布告ですね!
ドキドキします。
離婚請求した時、相手の反応は様々です。
・素直に離婚に合意する場合。
・落ち着いた反応で『少し考える』と言う場合。
・驚くと同時に、反射的に離婚拒否をする場合。
・怒り狂って怒鳴ってくる場合。
離婚請求された相手は、多くの場合は混乱します。
そして、混乱した相手は何をするか分かりません。
普段は横暴な人が、泣いて謝るかもしれません。
普段はおとなしい人が、暴力をふるうかもしれません。
夫がどんな反応するのか不安です…。
カコさんにとって重要なのは、旦那さまがどんな反応をしても冷静に対応することです。
お互い感情的になりそうだったら、時間を空けて接触するようにしましょう
また、旦那さまの反応がどうであろうと、離婚を決意したカコさんの気持ちは揺るがないはずです。(もし迷いが出てくるなら、まだやり直せる余地があるということです)
確かに、冷静に対応することが重要ですね。
この時、別居していれば直接何かされるってことが無いのは安心です。
女性の場合、別居と同時にするべきことがあります。
それは、夫への婚姻費用の請求です。
婚姻費用とは何ですか?
婚姻費用とは、収入の高い側(主に男性)が低い側(主に女性)に生活費を支払う制度です。例え別居中でも婚姻関係にある限り、お金を支払う義務があるのです。
一般的に、夫と別居した女性は生活費の確保が重要となります。
そのため、毎月一定額支払われる婚姻費用は、別居中の女性にとっては非常に重要です。
えっ!?
別居すると、夫から生活費がもらえるなんて!
ちなみに、金額はどうやって決まるのですか?
婚姻費用の金額は、裁判所のホームページに掲載されている算定表を基に決まります。
双方の年収と子どもの数・年齢を、算定表に当てはめて決まります。
なるほど。
ただ、夫が支払わない場合もあるんじゃないですか?
全ての男性が素直に支払いに応じるとは限りません。
ただし、支払いが滞った場合は夫の給与の一定額を差し押さえることが可能です。
なるほど!
夫の職場さえ分かっていたら請求できますね!
婚姻費用で気を付けておくことってありますか?
婚姻費用を受け取る権利は、請求した時点から始まります。
別居したからと言って、自動的に払われるものではありません。
別居後は早めに婚姻費用を請求することが重要です。
請求した証拠として、手紙や内容証明、弁護士からの通知書などの記録を残しておきましょう。
婚姻費用は、請求しなければ権利が発生しないのね!?
別居開始したら、すぐに婚姻費用を請求します!
カコさんが家を出ていく場合、できれば旦那さんも心境も理解しておくべきです。
別居する多くの夫婦は、妻が子どもを連れて家を出りパターンが多いです。
その場合、夫は一人家に残されます。
ここでは、一人家に残された男性の心境を説明します。
妻が家を出ていくと、驚きでいっぱいとなります。
それまで、まさか妻が別居を考えていたなんて思ってもいません。
なんとか妻を呼び戻そうと、妻や妻の実家に連絡します。
人によっては、何度も連絡したり実家に行ったりする人もいます。
しかし、一度別居してしまうと、元の戻る夫婦は少ないです。
夫の復縁の努力は、ほとんど身を結びません。
そして、離婚を意識し始めて、絶望感に襲われます。
反射的に離婚したくないと思うはずです。
離婚するくらいなら、死んだ方がマシとも思い始めます。
この時、男性はこの世の終わりを意識します。
混乱が限界を超え、パニックに陥る人もいます。
自殺や事件など、普段なら考えられない行動に出る場合もあります。
普段温厚な人でも、追い詰められると何をするか分からないのです。
別居生活が始まると、今までの結婚生活とは180度生活が変わります。
男性の場合は、自分で掃除や洗濯をしなければなりません。
食事も誰も作ってくれません。
独身生活に戻ったような感覚になるでしょう。
別居直後の生活は、最初はとても辛いです。
離婚するかもしれないという精神状態。
親族や友人に、別居の事実を言うべきかどうかという迷い。
子どもに会えないという悩み。
妻からの離婚請求と婚姻費用請求。
一気に地獄に落とされた様な気持ちになります。
どれも簡単に解決しそうにありません。
妻に連絡しても返事はほとんどありません。
かと言って、無理矢理会いに行くと通報されるかもしれません。
耐えるしかない日々が続くのです。
別居して3ヶ月も経つと、男性は一人での生活に慣れてきます。
別居直後はどんなに辛くても、時間が経ったことで別居生活に慣れてきたのです。
人間は辛いことがあっても、壊れてしまわない様に造られているのです。
別居生活が3か月も経てば、一人での生活に慣れます。
この頃には、離婚を受け入れる心の準備もできています。
また、夫が婚姻費用を支払っている場合は、夫は離婚に前向きになっています。
それは、婚姻費用の支払いが辛いためです。
婚姻費用を支払っている場合、家計はかなり苦しくなります。
住宅ローンの支払いもある場合は、毎月赤字になります。
家計が苦しいと言っても、婚姻費用の支払いは続きます。
それが、男性にとってはかなりのプレッシャーとなっているのです。
婚姻費用から逃れる条件は、離婚成立です。
そのため、婚姻費用の支払いが苦しくなってくると、男性が側から離婚したくなることもあるのです。
なるほど。
別居で最初は辛い思いをしても、時間が経てば一人に慣れてくるのですね。
婚姻費用を支払っている場合、むしろ夫から離婚したいなんて思い始めるなんて驚きではあります。
離婚は、長期に渡る心理戦です。
常に、『相手はどう考えているか?』を意識すれば、より効果的な対応ができるのです。
別居開始したら、次はいよいよ離婚請求です。
離婚請求と同時に、離婚協議を持ち掛けましょう。
離婚協議を持ち掛ける場合、
『私は離婚したいと思っています。あなたの意見を聞きたいのでお話ししましょう』
と伝えるのです。
別居後は、遂に宣戦布告ですね!
これからが本番ですが、離婚背率のためにも頑張ります!
頑張って下さい!
応援しています!
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